2007年3月25~28日まで、心也清にて茶芸特別講座が開催されました。
講師は、童 啓慶先生。浙江大学茶学系にて、博士を指導されているという大変偉い先生です。お歳は72歳。50年間、お茶の仕事を続けていらっしゃいます。
日本留学の経験があり、現在は年に一度、日本でも茶芸を教えていらっしゃいます。
また童先生は、現在の中国茶芸の基本を作られた方でもあり、茶芸コンテストでは審査員をされています。
今回は、初級茶芸を教えていただきました。
一日目は、緑茶。二日目は、花茶。三日目は、台湾ウーロン茶。四日目は、仕上げで、茶会があるという設定。
午前中は、説明と先生の実演。茶芸の基本を作られたというだけあり、それぞれの動作、すべてに理由があると説明してくださり、「目からうろこ」の毎日でした。
すでに中級茶芸師の資格を持っている生徒は私を含め複数いましたが、毎日毎日得ることが本当に多いと口を揃えていました。
童先生はとても厳格な方で、生徒は度々叱られましたが、その度、童先生のお茶に対する態度や気持ちが本当にまっすぐで、大げさに言えば「身も心も茶芸に捧げている」のだと感じました。
そんなちょっと恐い先生ですが、授業が終われば、気さくに話してくださるし、
得意な太極拳を披露してくださったりもしました。その優雅さ、下半身の強さとバランスの良さが、茶芸の姿勢や「気」の流れに結びついているのだとも感じました。
先生の茶芸は、本当に優雅で美しいのです。
今後、童先生の講座は未定ですが、機会があれば、ぜひお勧めです!
私個人的には、中級もぜひ受講したいとも思っていますので、
大江先生、福井先生、どうぞよろしくお願い致します!!
(関連写真は本サイト=> 日常雑記=>「童啓慶先生中国茶藝特別講座写真集」をご覧になってください)
寄稿 by 杉浦 薫