質問:
以前、評茶員の講義で獅峰と貢牌があって、貢牌の方が詳しく知りたいのですが・・・。
(こんなカンジで忘れちゃってる豆知識とかちょくちょく細かく伺いたいんですが、よろしいですか?)講義中は貢牌のが現在は品質が上と言っただけで流れた記憶が・・・。
答え:
西湖龍井茶には国家が定めた幾つかの等級があります。
つまり、精品、特級、一級、二級、三級、四級、五級があります。
西湖龍井を生産販売している会社も沢山あります。
例えば、
杭州西湖龍井茶葉有限公司(「貢牌」)、
杭州獅峰茶葉有限公司(「獅牌」)、
浙江茶葉公司(「獅峰牌」)
などです。
上記会社が登録したブランド「貢牌」、「獅牌」、「獅峰牌」以外に、他の会社からは「西湖牌」、「茗前牌」、「御牌」などなど沢山のブランドを登録しています。
一概「貢牌」が「獅牌」よりいいとか、または逆の言い方も正しいとは言えません。
各ブランドに各等級の龍井茶があり、しかも同じ等級の龍井茶は国家の基準に基づいて生産されているため、基本的に同じ等級龍井茶の品質が同じと考えていいと思います。
各ブランドのものが基本的に同じといいながらも、その会社のマーケッティング力、広告の打ち方などから知名度の差が多少あります。
たまたま浙江大学茶学部で利用されているサンプルは杭州西湖龍井茶葉有限公司の「貢牌」です。信頼できるブランドといえますが、特別に品質がほかよりいいからと言って使っているわけではありません。(浙江大学茶学部のコン先生から確認済み)
以下のURLは「貢牌」と「獅牌」のホームページです。ご参考にして下さい。
http://www.cnlongjing.com/
http://www.xihulongjing.com.cn/