高級評茶員への道 第十四回

今日は総合復習でした。
龔先生が「テストに出るものじゃなくって重要なことを教えます」と言っていらっしゃいましたが、テストの前の週に教えてくださる重要ポイントって、多分テストに出ますよね、学生時代の経験から言っても。
まずはテストの形式についての説明があり、実技は8因子での合否判断(20点)、0.5級の等級分けと評茶(50点)に広東烏龍4種類の神経衰弱(30点)で筆記は○×式が15問(30点)、選択問題で答えが1つしかない択一式が50問(50点)と複数回答を選ぶものが10問(20点)とのことでした。
重要なポイントは、中国国家標準化委員会の英文名称は何か、標準化についてと標準の分類(GB、NYなど)、食品ラベルに必ず記載しなければいけないものは何か、茶葉の精製と加工、名茶の加工、お茶に適した環境や保存について、お茶の品種についてと飲茶と健康について…って習ったことホボ全て網羅しているじゃないですか龔先生!!
え?カテキンがどのような健康作用があるかは重要だけれど、どのように効くかという化学式は覚えなくてもいいですか?良かった、実はポリフェノールの「ポリ」の部分を覚えるのは文系の私にはちょっと難しいなと思っておりました。
うわー、試験が難しそう、覚えること一杯ありすぎです。軽いめまいを覚えつつ、お昼休憩です。皆でモリモリお昼ご飯を食べながら仲良く落ち込みました。落ちたらどうしよう、モグモグ。あと1週間かー、モグモグ。
午後は実技のテストの評茶で使用される3種類の茶葉(祁門工夫、滇紅工夫、眉茶)が各等級お目見えです。
あら?うちの班のK林さん、何を持っているのかな。「こないだ台湾に行って買って来た、ウン十年物の台湾茶。モトモトは武夷山にあったお茶の種で作ったらしいよ」へぇ、美味しそうだなぁ。でも、今日の勉強には関係がないよ。私は飲みたいけどさ。あっ。福井先生の目がアヤシク光った!!「私の古いお茶と飲み比べてみる?」K林さんが「絶対負けるからいいです」と言っているのを同じ班の皆で「いいじゃないの、負けても。美味しいお茶が飲めちゃうんだよ?」と説得。古い烏龍茶って、独特の風味があります。それにものすごく体の芯からポカポカしてきます。うぅ、テスト前で苛立った心が癒されるよ…はっ!今は実技の勉強をするときじゃないの!!隣の班はもう既に2種類目のお茶の試飲を始めています。慌ててお勉強を始めました。うちの班はホノボノ系が揃っていて楽しいのですが、脱線しつつも、実は結構真面目に勉強しています、本当です。
あと1週間頑張ろうね、終わったら遊ぼうね、何曜日がヒマー?と明日(木曜日)も明後日(金曜日)も明々後日(土曜日)も「心也清」「お茶の勉強」と書いてある手帖に予定を書き込んでみました。テストが終わったら遊ぶぞー!!

寄稿byとおこ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>