私が見た「茶樹王」
今年の三月に中国茶の起源やプアール茶のことを良く知るため、今でも野生茶樹が成長している雲南省南部の[孟力]海県に行ってきました。
ご存知の通り、茶樹は多年生の常緑樹です。亜熱帯に成長している野生茶樹は喬木型大葉種ですが、私達が普段で見かけた茶樹は寒い地域に移されて、気候の変化に従って、少しずつ潅木型の中小葉種の茶樹に変種してきました。
ということで、茶をよく知る前の昔は、人よりずっと高い茶樹、手のひらより大きい茶葉が存在していることさえ想像できませんでした。
そこでドキドキの気持ちで、おんぼろのトラクッターに揺られて30分ほど、さらに山登り1時間弱でやっと、噂の「茶樹王」の前に立つことができました。
この「茶樹王」は[孟力]海県の大黒山原始森林にあります。説明によりますと、「茶樹王」の高さ32m、樹幹直径1m以上、樹齢1700年以上です。
やはり感動されました。茶の仕事に手をかけている以上、一度この「茶樹王」を「参拝」したいという夢が叶えました。