第二回目の授業では、福井先生が緑茶と烏龍茶の春茶・秋茶の品質と特徴について話してくださいました。
お茶に春茶とか秋茶があるということをご存知ない方も、「香りマツタケ味シメジ」という言葉はご存知だと思います。
マツタケは香りが良いけれど、味はシメジの方が美味しいよということわざですが、中国茶にも似たようなことわざがあります。「味は春茶が美味しいけれど、香りは秋茶の方が良い(春水秋香)」。
冬の間、たっぷりと栄養を蓄えたお茶の木が芽吹いたら、とっても美味しいお茶の葉になりそうな気がしませんか?
また、冬に向けて、栄養を蓄えようとする秋のお茶の葉も美味しくなります。
午後の実技では、午前中に習ったことを踏まえて、本山(安渓烏龍茶)の「春茶」と「秋茶」と謎の安渓鉄観音Ⅹの3種を淹れ、謎のⅩが春茶か秋茶かをあてました。
同じお茶を2つの杯子に淹れ、計6つの杯子でペアリングです。
杯子の裏に正解を書き、5人でせーのでペアだと思ったお茶を指差しました。
この「5人で『いっせーの☆せ』で指を差して、ペアを当てる」というルール、結構地味に、かなり精神的にプレッシャーがかかるルールです。
外れたら恥ずかしいじゃないですか。でも、付和雷同していると本番では一人だから実力がつかないし。そもそもいっせーの、で毎回後だししていたら胡散臭いにも程があります。そんなわけで潔く堂々と間違えておきました(涙)。
香りだけでペアリングの後、飲んでみてペアリング。
3煎、それを繰り返しました(抽出時間は2分・3分・5分)。
味覚が鋭敏な人であれば、マツタケとシメジの食べ比べくらいわかりやすいのでしょうか。
私はまだそこまでの域に達していないので結構辛かったです。
答えは限りなく夏茶に近い秋茶とのこと。当たっていました。良かった良かった。
授業のあと、前回の授業を休んだ友人とお茶しつつ前回の授業について復習。 避風塘は机の上がべとべとだったので、教科書やノートを置きたくないので口頭で話した後、教科書兼ノート(※余白の部分に直接書き込んでいます)を貸しました。
寄稿byとおこ