中級茶芸師への道・ファイナル

いよいよ本番です。

姿かたちも点数のうち、とAラインの旗袍を着て、それに合った刺繍入りのスリッパも持って行きました。

筆記テストは、引っかけ問題に引っかかっていなければ問題がないかな。

茶葉の見分けは初日に褒めていただいたのに気をよくして真面目にやったのでもっと没問題。ホメホメしてくださった先生が初日に帰ると知らなかったばかりにサインと写真をいただき損ねたのが悔やまれます。

実技の道具は蓋碗と茶缶、箸置きなどは青花で揃え、青に映える赤いランチョンマットを持って行きました。
自分の道具でやった為か、終始リラックスして表演することができました。
道具を揃えてアイコンタクト…3人の先生の誰とも目が合いません。
蓋にお湯を注ぎ、ひっくり返してから蓋碗を持ち上げ、揺すります。持った瞬間、お湯の温度が低めかも、と思いました。茶巾で蓋碗の底のお湯を取りつつ、どうすべきか考えます。
1.茶葉を増やす。失敗して量が増えちゃったと思われる危険性があるから却下。
2.抽出時間を長めに取る。でも、流れるような動作を断つことは出来ない。
茶葉がうまく入ったのでちょっと安堵しつつ、聞香。
またしても先生と目が合わなかったので、見過ごされるといやだなあと「請聞香!」とアピール。
お湯を8割注ぐために蓋をあけると、やっぱり全然茶葉が開いていません。高めの位置で注ぎ、ここで長めに抽出時間を取ります。立ち上がって90度の角度で曲がり、かがんで先生の目を見て、「請品茶!」「請渇茶!」と言いました。ランチョンマットを押さえつつ、お盆を持って下がります。お片づけして終了。
お湯の温度をフォローする心の余裕がある自分でにビックリするくらい会心の出来でした。

自分の茶芸が(本人比で)日に日に洗練されて行くのがとても楽しく、嬉しい6日間でした。
お茶の知識の引き出しの中に、またストックが増えたのも嬉しい限りです。同じ班になった方も本当に楽しくて性格の良い方ばかりで、一緒の班になれて良かったです。あのメンバーであればこそ、毎日遅くまで練習が出来たのだと思います。今後も折に触れて仲良くしていただければと思います。あ、これは社交辞令じゃなくて本気です。今後ともよろしくお願いいたします。

夕食時に手首をクルンとする代わりに、夕食後に花茶を淹れました。
ああ、終わったんだなとほっとしつつ、ちょっと寂しくなりました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>