中級茶芸師への道・初日

6月25日(水)
中級茶芸師の資格を取得する短期集中講座が始まりました。
6日間にわたり、9時から17時まで中国茶の理論と技芸を学びます。

初日の今日は開校式、理論の講座と審評する茶葉20種類の発表がありました。

理論の講座担当講師は兪永明先生という優しそうな年配の方でした。
中国農業科学院茶葉研究所研究員で、モト副所長だそうです。
きっとスゴイ方なんだろうな、最終日にはツーショットで写真を撮っていただこう、サインも忘れずにいただかなくてはっ。


兪永明先生の講義風景

兪先生は茶樹栽培と品種改良のエキスパートだからでしょうか、講義中に参考資料として茶園や茶樹の写真を駆使していらっしゃいました。
「ここは寒くて風が強いから茶樹の高さが低いんだよ」「この地方は雨が少ないからスプリンクラーで水を撒くんだ」と写真を見せながら説明していただくことで、文字だけでは伝わらない具体的なイメージをつかむことができました。

講座の内容は、
午前中:茶葉の見分け方と科学的な鑑定方法、茶葉の生産区と銘茶について
午後:茶葉の包装と保存、水について
でした。


参加者達の聴講風景

葉脈の側脈がくっついているかなんて気にしたことがなかったな。
銘茶は産地、歴史や伝統の有無、形状など色々な分類の方法があるけれど、それをコンパクトにわかりやすく網羅したテキストが手に入って嬉しいな。
…などと思いつつ、
茶葉専用冷蔵庫を個人で購入するのはやり過ぎでしょうか。生石灰はもっとやり過ぎでしょうか。
龍井泉の水はどうすれば汲めますか。
…なんて質問をしたらおバカなのがばれるからやめとこーと決意し、茶葉20種類をメモしたら今日の講義は終わりです。

同学が皆、我より賢く見えたので、ぢっと手を見る代わりに茶葉をぢっと見て、名前を書くことにしました。
読めるけれど書けない漢字が結構あり、ノートに「餅餅餅餅餅」、「蒙蒙蒙蒙蒙」などと書いていたら兪先生が「おお、漢字が書けるなんてすごいねぇ」と褒めてくださいました。



あ、ありがとうございます、でもそれって本当にホメホメポイントなんでしょうか。
ちょっと悩みつつ、初日から先生に褒められるなんて実に幸先の良いスタートだと思うことにして、明日も頑張ります。

寄稿By東塚

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